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アルパカはラクダ科に属し、標高6000メートルを越える高峰がそびえる南アメリカのアンデス山脈のやせた土地で放牧されています。
山岳部族が暮らす標高5000メートルほどの高地は、昼夜の寒暖差が40℃以上になることもあり、稀にしか雨が降らず、植物もほとんど育ちません。 約5000年前にペルーアンデスの山岳部族は野生のラクダを飼い慣らし、交配を繰り返しながら、過酷な環境に対応できる非常に厚い毛皮を身につけた家畜を作り出しました。

アルパカの毛には、内部に空洞があり、暖かい空気を溜めますが、熱くなると余計な熱を発散する性質があります。そのため、軽量でありながら防寒性に優れ、また日中の暑さにも耐えられます。周囲の環境変化に合わせて温度調整する働きがあるのです。

毎年、春になると刈られるアルパカの毛は、取れる量に限りのある希少な素材ですが、ファニ レママイヤーは、その中でも生後一年未満の、特に品質の優れた毛だけを選び抜いて製品化しています。その毛は、とても細く柔らかなのに弾力があり、絹のような艶と滑らかな肌触りが楽しめます。アルパカの成長過程でたった1回だけしか採れない貴重な素材です。